えさししんきん概要【ごあいさつ】

江差信用金庫の「ホームページ」にアクセスしていただきありがとうございます。今回お届けしている情報は、平成21年度決算(22年3月期)報告書を中心にリニューアルいたしました。

皆さまには、平素から私ども江差信用金庫に対しまして格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。本年もここに当金庫の経営内容や事業活動をより一層ご理解いただくために、ディスクロージャー誌を作成いたしました。経営方針、業績、財務内容をはじめ業務のご案内や地域の皆さまとのふれあいなど、現況をわかりやすくご案内しておりますのでご高覧いただければ幸いに存じます。

一昨年秋のリーマンショックに端を発した世界同時不況は脱したものの、株価のバブル後最安値の記録や1ドル84円まで高騰した円相場の混乱などにより、大手製造業を中心に生産水準が大きく低下、また、雇用情勢の悪化や消費マインドの低下などから、デフレ不況の様相を強め、国内経済は大きく後退いたしました。地方においても、少子高齢化による労働人口の減少、公共事業の削減等により地域経済は疲弊度を増し、景気後退が一段と鮮明になりました。

金融面では、昨年12月に「中小企業金融円滑化法」が制定・施行され、借入金の返済に苦しむ中小企業等に対する金融の円滑化を一層進めることが求められたほか、政権交代に伴って郵政民営化の見直しなど、従来の政策金融改革の路線(官から民へ)に大幅な修正が加えられ、再び郵貯問題がクローズアップされるなど、信用金庫を取り巻く環境が大きく変わりつつあることを実感させる1年でもありました。

平成21年度の業績につきましては、預金は、指定金融機関となっている自治体預金を主体に公金預金が増加したものの、個人においては年度当初の地元大手企業の経営破たんに伴う風評被害や高齢化に伴う地区外への転居などにより減少、また、一般法人においても景気の低迷等の影響などから減少したことにより、期末残高及び期中平均残高ともに前年度比減少いたしました。一方、貸出金も地元大手企業の経営破たんに伴う整理や管内の景況低迷に伴う資金需要の落ち込みなどにより、期末残高及び期中平均残高ともに前年度比減少いたしました。

損益収支面では、営業エリア内の経済縮小に伴う資金需要の低迷や市中金利の低下を受けて資金運用利回りが低下し、資金運用収益は減少しました。

一方、マーケットの底入れ回復を受けて有価証券の減損処理が全減となったことや20年度に実施した多額の不良債権処理コストの戻入、更には職員の退職年金制度変更に伴う退職給付引当金の戻入等が特別利益の計上となったことにより、当期純利益は519百万円と黒字回復いたしました。

黒字決算となったことで自己資本額も増加、自己資本比率は18.34%に上昇し、国内基準を大きく上回る高い水準を維持しております。

平成22年度の事業運営は、中小企業等の経営改善、再生等をより一層推し進め、感謝と誠意をもって金融仲介機能をしっかり果たして行くこととし、次の重点施策を推進して参ります。

  • 中小企業等への支援強化と地域活性化の推進
    • 地域密着型金融(課題解決型金融)へ積極推進
    • 金融円滑化への対応強化
    • 地域活性化運動の推進
  • 顧客重視の業務展開と競争力の強化
    • 多様化、高度化する顧客のニーズに応える商品、サービスの拡充
    • 法令等遵守、顧客保護、相談態勢の充実・強化
  • 永続性のある経営基盤の強化
    • 収益安定化のための経営戦略の構築
    • 内部管理態勢の強化
    • 業務の合理化・効率化の推進
    • 現場力の強化
    • 人材の安定確保のための態勢整備
  • 社会貢献活動等の展開
    • 金融教育による地域社会への貢献
    • 地球環境対策への貢献

これからも未来に向かってしっかりとした経営理念を持ち、地域の活性化・再生に微力ではありますが、英知を結集し、金融仲介機能を柱としてその使命・責任を果たして参る所存でありますので、今後とも倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2010年7月
江差信用金庫
理事長 渡邊 捷美